大山の冠雪を見て知る立冬の季節

(シルクファーム通信 2020年 第6号 掲載)

KOGANEより

弓ヶ浜半島より
大山の冠雪を見て知る立冬の季節

 急に寒さが進展したかと思いきや、夏日が急に来たりと、天候の変化が大きい今日この頃、皆さま元気にお過ごしでしょうか?
 鳥取県西部には大山(だいせん)という日本の百名山の1つが美しくそびえています。それはちょうど立冬の時期に初冠雪となるため、地元の人々は初冠雪のニュースを聞いて山陰の冬の訪れを知るようです。
 東京から鳥取に移住して小職ももうすぐ4年となりますが、色々な方のお陰で「じげ(鳥取弁で「地元」を意味する)」の人間になりつつあるようです。

初冠雪から間もない大山の様子

今年も届けます!!
甘いさつまいもといちご

 その大山で初冠雪を迎える11月の頃から少しずつさつまいもの出荷はスタートしています。今年のさつまいもは豊作とまでは言えないものの、立派で甘いものが多く収穫できています。香港や山陽方面に向けた第1便も先日出発しました。販路も着実に拡大しているため、年々販売では不足気味になりつつある点は、うれしくもあり、また申し訳なく感じているところです。いちごについても同様の状況であり、生産や販売の拡大に向けて引き続きチャレンジしていきます!!

弊社アンテナショップとして4店舗目
農園アトリエのオープン

 前回の通信の発送のほんの少し前、10月9日に境港市に「農園アトリエ」がオープンしました。シルクファームや鳥取県の食材を使った、ワッフルなどの創作スイーツがメインの店内飲食のカフェになります。(現在はコロナの感染拡大防止の為、予約優先となっております。)
 鳥取県西部の耕作放棄地の再生からスタートした農業の取り組みや想いがまた一つ新しい形となりました。インスタグラムなどのSNSも活用し積極的に情報を発信しております。

新しい農業、新しい生き方
「半農半X(エックス)」など

 ネット通販や農園アトリエなど、コロナに対応した農業グループの対応は着実に進展しつつあります。日本の食が見直されつつある中で、日本の農業についても同様に見直しが進むのではないでしょうか。
 「半農半X」という言葉をご存知ですか?塩見直紀氏が提唱する「半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる生き方」のことで、昨今新しい生き方として話題となっています。弊社ではデザイナーや商品開発など、農作業を通常行わないメンバーもおります。そこで、社内に半農半X部を発足、自ら体験する中で、その可能性や新しい農業についてこれから探っていきたいと考えております。

(KOGANE担当 328)