シルクファームの「さつまいも」海を渡る⁉

(シルクファーム通信 2018年 第6号 9・10月合併号掲載)

日南物産より


夏の暑さが和らぎ、秋らしい風が吹く時節となってまいりました。今回は、シルクファームのさつまいもがついに海を渡ったという話題についてご紹介したいと思います。

大人気であっという間に完売した
シルクファームの「べにはるか」

この度は、鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局様のご支援のもと、イオン香港様で開催された「鳥取岡山観光物産展」に富ますシルクファームの「べにはるか」を出品させていただきました。

日本とは離れた香港の地で、初めて弊社のさつまいもをご婦人が買い物かごにいれたの見た瞬間、初めて海外の人に買っていただけたのだと感動して涙目になりながらスタートした物産展でした。

香港では、炊飯器に専用の蒸し機能があり、さつまいもを日常的に蒸して食べる食文化があります。そのため、日本以上にさつまいも売り場は大盛況でした。

弊社のさつまいもも片言の英語(小職)と中国語(海外セールス担当者)で熱心に説明したところ、あっという間に売り切れてしまいました。

東京以上に華々しかった香港の街

小職にとって香港を訪れるのは初めての経験でした。金融と観光で中国を世界へ橋渡しするハブのような地域で、日本以上に多様なエネルギーに満ち溢れた場所でした。不動産も物価も日本の東京と比べてもとても高いように感じます。

街の高級スーパーには日本食が溢れ、日本製や海外製の高級車が華々しく街中を走っています。このような地域であれば日本のさつまいもやいちごなどの食品が受け入れられるだろうと身をもって実感いたしました。

日本の食を海外に発信できる
小さな1つの力になれるよう

今回、鳥取県のご支援のもと食品の大手商社様にも訪問させていただき、現状の日本産食品の動向について深く勉強させていただく場もいただきました。

香港では深く日本食が根付いており、震災やそれに伴う原子力災害、日中関係の悪化など、幾度となく日中両国の食品貿易に危機があったとしてもそれを乗り越えてきた歴史も教わりました。

弊社は、食品の輸出(香港輸出)において新参者ではありますが、このようにそれぞれの市場を深く理解し、これからも世界に向けて日本の食を発信できるよう小さな力の1つになりたいと考えております。

海外セールス担当者

(日南物産担当 328)